彩の録

あやこのウェブログ、アヤのロック。

冬の北海道旅行は移動が計画通りにいかない

冬の道内旅行は難しい。観光旅行でなくたって、ビジネス出張で毎年難渋している人が多い。

大雪、風雪(吹雪)、低温。

大雪というのは量の問題。例えば、除雪が追いつかない。

吹雪というのは、強風や視界悪化。速く走れない。遅延は日常的、ひどければ運休。航空は、離着陸が遅れたりあきらめたり、つまり欠航や条件付。

低温は、例えば路面凍結や、器械の故障とか。乗り物でなくとも、自分が転ぶこともよくある。

 

北海道は植民地でコロニー群で、全体としては人口密度が低くて、拠点都市間の長距離移動になる。

JR北海道なら、特急が基本。そして冬は遅れるのが常態化する。ダイヤは通年で決まっているので、冬はダイヤどおりに走れない。

道民もJR経営も特急に依存している。だから、乗換えができるように、遅れた列車のほうに合わせる。そうして、遅延が拡がっていく。

運休して足止めになるときもある。

バスのほうが運休しにくいだけマシだけれど、遅れること自体は想定が必要。

そうすると、移動は計画的にはいかない。

東京みたいな温暖地では、電車が1分単位というか秒で正確に走るので、世界が驚嘆しているし呆れている。けれど、北海道ではそんな贅沢は通用しなくなる。

試される大地 北海道、だよ。

 

今冬も大寒波が来そうだ。

 

HOKKAIDO LOVEとか、どうみん割とか、サッポロ冬割とかいっているけれど、道民は冬の道内の凄まじさがわかっているからまだいい。

まず、不在にしている間に水道管が凍らないようにするところから始まる。

北海道はそもそも、冬の観光客が少ない。それを、スキーとか、人為的にイベントつくったりとか、近年まではインバウンドがおもしろがるのに頼ったりして、やってきた。北海道は農林水産業があるだけいいとはいえ、沖縄と同じように観光産業で外からのお金に依存している、貧困地域でもある。そうすると、今はなんとかして観光産業を救済したいわけ。

道外の日本人には、そもそも北海道の広さを理解していない人がいる。県くらいにしか思っていない人がいる。そうでなくとも、無理な旅程を組んで、現地で計画の変更ならずに大変なことにならないか。心配する。