彩の録

あやこのウェブログ、アヤのロック。

ウクライナでも起こされている、ジェノサイド(民族撲滅)ということ

このコンテクストでは、「ジェノサイド」を「虐殺」と直訳してはいけない。民族等を撲滅する活動のことをジェノサイドという。

言い換えると、「同化政策」ともいう。

中国共産党ウイグルなどにしていることも同化政策であるし、ロシアがウクライナにしていることも同化政策だ。

そして、日本がアイヌや韓人(コリアン)などにしたことも、同化政策=ジェノサイドである。

ところが、日本は未だに封建主義国家で同化することを美徳としている。その日本人の多くはナイーブだ(幼稚でものごとを知らない。必要な苦労をしてこなかった)から、いまのウクライナで起こっているブチャ虐殺などの大事件の意味も理解困難なのだろうと思う。いまの大学生や高校生の話を聞いていても、びっくりするくらいナイーブだ。日本がしてきた侵略戦争などの悪事をよく知らない、教えられていない。侵略戦争を反省する以前に、知らないのだから問題外だ。

 

同化政策というのは本質的には、アイデンティティの破壊、人格を奪うことにある。

例えば「千と千尋の神隠し」で、千尋が「千」に改名させられるシーンがあるが、これも同化政策と似たような、支配の手口である。日本はかつてアイヌやコリアンに創氏改名させた。このように支配するマジョリティ側に同化させるのは、支配する(マウントとる)ためである。氏名や宗教や言語などを同化させる。

そして支配される側(マイノリティ)は、嫌悪され、穢いという扱いを受ける。そうして少なからぬアイヌだって自ら「血を薄めよう」として和人と結婚したりした。

 

かつて日本がした過ちを、プーチンがなぞっている。ウクライナモルドバなど周辺諸国で、ロシア至上主義の同化政策を進めている。ブチャ大虐殺もその一環だろう。

 

日本人は自らの過ちを知りすらしないのだから、戦争を反省しうるわけがない。だから、ロシアのウクライナ戦争を非難する能力も足りない