彩の録

あやこのウェブログ、アヤのロック。

プーチンの誤算

プーチンは、威圧すればゼレンスキーが逃げ出すと思っていた。ゼレンスキーが逃げ出したところで、ウクライナ国民が「ほら、信用できるのはヨーロッパではなくてロシアだ」ということになると見込んでいた。ウクライナがすぐにロシアの傘下になると思っていた。

なので、「軍事作戦」の当初は、ウクライナのインフラをなるべく温存して攻撃しなかったのだろう。兵力で威圧しゼレンスキーが逃げたら、この大軍はウクライナ制圧後の治安部隊になるので練度が低くてもかまわない。

ところが、ゼレンスキーは逃げ出さなかった。むしろ、ウクライナ国民は民度が高くてロシアに抵抗した。

なので、制空権をとりそびれたままで、ウクライナにてこずっている間に不用意にNATOと開戦する事態を避けたいから、隣のポーランドを刺激するのを避けるために西へ攻められない。

 

ウクライナから手を引けばいいのだけれど、プーチンはもう失敗を認めるわけにはいかないだろう。国内に撒き散らしたデマゴーグを片付けきれるとは思えない。

となるともう、ウクライナのことはうやむやにしてポーランドあたりに転進して大戦争を始める可能性がある。そのときは、戦術核ミサイルくらいは使う可能性も否定しきれない。